生徒に質問力を付けさせよう
教師はよく「発問」という形で生徒に質問をするのが、その質問を生徒にさせてみるのもいいでしょう。
生徒にスピーチなどで事実を述べさせることが多いですが、生徒に人前で英語で質問をさせるという活動をさせているかどうかは疑問です。
質問をすることは、自分にとって有益な情報を手に入れるうえで重要です。増してや、人の前で堂々と質問するなんて…と思います。*1
最近ALTとのTTの授業が繰り広げられていると思います。ALTが常にいるところではALTを週に1回のペースで活用できるというメリットもあります。そのようなときにALTを活用しない手はありません。
たとえばALTの最初の授業では自己紹介を活動としています。そのメモを元にALTに対しての質問作成の作業をグループないしはペアで行わせます。内容についてや(これはどうかわからないですが)スピーチでは触れなかった部分を質問するように仕向けます。何分か経てば生徒に挙手させてALTに質問をさせます。
例えば、ALTがI have a daughter.といったとしたら。
生徒は、What is your daughter's name?
How old is your daughter?などの質問が出来ます。
文法構造などをあまり知らない中学校1年生なら
Your daughter's name please*2.とか言ってきます。
Your daughter's age.
そこで生徒が何を言いたいか分かるが文構造がおかしい、文法的に文がおかしいなどあるでしょう。それはきちんとALTの先生に前もって頼んで質問した生徒に言い直しをさせてもらうので、質問者は「こんな言い方をすれば良かったんだ。」となる。しかし、それを一人だけのものにするのは勿体ないのクラス全体でシェア(リピート)をするようにするといいでしょう。
特に「ミスをして馬鹿にされたら…」とありますが。私個人的には発言することに意義があるのでそこは「人のミスを馬鹿にするのは許さない」旨の指導をして躾をしておく必要があるでしょう。
英語で質問することで英語でアウトプットする力もつけられる、人前で堂々と節度をわきまえた質問をさせることが出来るというメリットがあります。「質問力」を英語を通して身に着けませんか?